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不登校の中学生、進路はどうなる?高校進学から卒業資格まで、一つずつ整理します

「うちの子、このまま高校に進めるのだろうか」——そんな不安を抱えながらこの記事にたどり着いた保護者の方に、まず伝えたいことがあります。不登校であることは、進路の終わりではありません。選択肢は、思っているよりずっと多くあります。

 この記事では、不登校の中学生が高校進学に向けて知っておきたい基礎知識と、「学び直せる環境」の具体的な選択肢を丁寧に整理します。お子さんのペースに合わせた学校選びの参考に、ぜひ最後まで読んでみてください。

 不登校の中学生は、いま全国にどれくらいいる?

 まず、現状を確認しておきましょう。

 文部科学省の調査によると、不登校の中学生は全国で216,266人(令和6年度時点)に達しており、中学生全体の約6.79%が不登校状態にあるとされています。これは決して「一部の特別な子」の話ではありません。 ――児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査

 東京都内に目を向けると、足立区だけでも令和6年度に中学生978人が不登校状態にあったというデータがあります(足立区教育委員会による)。数字の大きさが、この課題の広がりを物語っています。

 だからこそ、「進路がない」のではなく「どんな進路があるかを知る」ことが、最初の大切な一歩です。

 実際に、不登校の中学生をもつ保護者が高校進学をどう考えているかを調べた調査でも、興味深い結果が出ています。株式会社明光ネットワークジャパンが2025年7月に実施した「中高生の不登校に関する実態調査」(現在不登校中の中学1年生〜3年生の保護者200名対象)によると、高校進学に関する検討状況は「通信制高校」が48.5%で最多、次いで「全日制高校」40.0%、「定時制高校」26.0%という結果でした。出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000267.000071552.html

 多くの保護者が、すでに従来型の全日制以外の選択肢を具体的に検討し始めていることがわかります。

中学卒業後の進路、どんな選択肢がある?

いわゆる「普通の高校」です。毎日通学し、学年ごとに進級・卒業を目指します。「不登校だったから全日制は無理」と思い込んでしまいがちですが、合理的配慮を実施している学校や、入試に調査書(内申書)を重視しない学校も増えています。中学時代の出席日数が少なくても出願できる入試制度を設けている高校も存在します。

自宅での学習とスクーリング(登校日)を組み合わせて単位を取得する形式です。登校頻度を自分で調整しやすいため、不登校経験者に選ばれることが多く、近年は多様なコースを持つ通信制高校が増えています。

夜間や午前・午後など、時間帯を分けて通える高校です。働きながら通う生徒も多く、さまざまな背景を持つ生徒が在籍しています。卒業には通常4年かかる場合が多いですが、3年での卒業が可能な学校もあります。

高校に進学せずに「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)」を受験し、大学や専門学校への進学資格を得るルートもあります。ただしこれは「高校卒業」ではないため、就職の際などに確認が必要な場合もあります。


 保護者の方から多い質問のひとつが、「在籍する学校を変えた場合、きちんと中学の卒業資格はもらえるの?」というものです。

 ここで重要な制度上の区別があります。

 フリースクールは、民間の教育支援施設です。通学しても、在籍している中学校の出席として認められるかどうかは、元の学校の判断によります。フリースクール自体が卒業証書を発行することはできません。

 一方、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校) は、文部科学省に教育的な特例を認められた正規の学校です。通常の中学校と同様に、卒業すれば「中学校卒業」の学歴になります。卒業資格の取得に疑問を持つ必要はありません。

 つまり居場所だけではなく、「正規の学校教育を受けながら、次のステップへ進める環境」が学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の基本的な位置づけです。

「自分らしく学び直せる」学校を選ぶとき、何を見るべきか

 学校選びで大切なのは、「不登校だった子を受け入れてくれるか」だけではありません。「その学校で、子どもが自分のペースで力をつけていけるか」が、進路の分岐点になります。

 チェックしておきたいポイントを整理します。

毎日の登校が難しい場合でも、オンラインで授業に参加できる「ハイフレックス型」の授業形式を取り入れている学校では、「行けない日も学びが止まらない」環境を整えています。体調や状況に合わせて参加方法を選べることは、回復途中のお子さんにとって大きな安心材料になります。

学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の中には、通常の学習内容だけでなく、社会体験・職業体験・プロジェクト型学習を日常的なカリキュラムに組み込んでいる学校があります。「なぜ勉強するのか」を実感しながら学べる環境は、意欲の回復につながりやすいとされています。

中学卒業後の高校進学まで、どのように進路指導が行われるかも確認しましょう。単に「進学先の一覧があるか」だけでなく、個別の進路相談・模試受験・出願サポートなどの体制が整っているかを学校見学時に確認することをおすすめします。

なお、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)に通う生徒に限定した高校進学率の全国統計は、現時点では文部科学省から公表されていません。

参考として、不登校を経験した生徒全体を対象とした文部科学省の追跡調査では、高校進学率85.1%という結果が報告されています(出典:文部科学省「不登校に関する実態調査」平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書)。


だからこそ、進路指導体制がどれだけ整っているかは、学校ごとに直接確認することが欠かせません。


東京都足立区にある「学びの多様化学校」——東京みらい中学校という選択肢

 東京都内で不登校特例校(学びの多様化学校)を探している方に、一つの具体的な選択肢をご紹介します。

 東京みらい中学校(東武スカイツリーライン「五反野駅」徒歩約6分)は、2024年4月に開校した私立の学びの多様化学校です。学校法人三幸学園が運営し、足立区内初の私立学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)として、足立区との連携協定のもと地域全体の不登校支援ネットワークの一部として機能しています。

東京みらい中学校誕生へ(足立区公式ホームページ)

 この学校が大切にしているのは、「不登校をなくす」ことではなく、「自分らしく学び直す」 こと。お子さんの現状を問題として扱うのではなく、その子のペースと個性を出発点にした学びの場を目指しています。

 東京みらい中学校では、ICT・AIドリル・デジタル教材を活用したハイフレックス授業を導入しています。体調や状況によって登校が難しい日でも、オンラインで授業に参加できるため、「休んだ分だけ遅れる」という不安を和らげる環境を整えています。

ICTで学びやすさ通いやすさを実現

 東京みらい中学校を運営する三幸学園は、美容・医療・スポーツ・保育・ITなど多数の専門学校を全国で運営するグループです。この強みを中学校段階から活かし、職業体験・専門学校の授業体験・業界連携を「特別なイベント」としてではなく、日常のカリキュラムに組み込んでいます。

 「将来のために今を我慢して勉強する」ではなく、「今の学びが将来とどうつながるか」を実感しながら学べる環境は、学習意欲を取り戻す大きなきっかけになり得ます。

好奇心を育むたくさんのイベント

 「他の子と馴染めるか心配」という保護者の方の声は、とても多く聞かれます。東京みらい中学校では、少人数クラスに加えて、以下のプログラムで一人ひとりの状況に寄り添った環境を整えています。

ソーシャルスキルトレーニング(SST): 人間関係のスキルを、日常的に少しずつ積み上げていくプログラムと専門学校との連携を中心としたキャリア教育のプログラム。

マイタイム(MT): 日々の学習の計画と振り返りをしたり、運動や学習、レクリエーションなどを日々繰り返し行うことで基礎的な能力やコミュニケーション力を養う時間。

無理なく通えるカリキュラム

進学実績と「高校に進めるか」という不安に答える

実績としては2年分ですが、進路については100%の生徒が進学を選び実現させています。 

 全日制・通信制・定時制と複数の形態への進学実績があることは、「一つの進路に誘導される学校ではなく、その子に合った進路を一緒に考える学校」であることの表れといえます。

「うちの子は通えるだろうか」——出願前に知っておきたいこと

 東京みらい中学校への入学を検討する前に、一点だけ正直にお伝えしたいことがあります。

 この学校は、「来校できることが出願の前提条件」 となっています。具体的には、志願者本人がオープンキャンパスの全プログラムに参加することが、出願資格の条件です。また、入試は筆記試験なしの書類選考と個人面接のみで行われます。

 これは「厳しい条件」ではなく、「お子さんが実際に学校の雰囲気を体感した上で入学を決めてほしい」という姿勢の表れです。お子様の状態やペースに合わせて、まずはオープンキャンパスへの参加を一つの目標にしてみることをおすすめします。

 「学校に行くこと自体がハードルになっている」という状態のお子さんについては、まず個別相談を通じて現状を相談してみることが第一歩になるでしょう。

学費・費用面の不安を抱えている保護者の方へ

 私立学校への進学を考えるとき、学費が心配な方は多いと思います。

私立中学校には、公的な支援制度として就学支援金や各都道府県・自治体の授業料支援制度が適用される場合があります。また、学校独自の奨学金・減免制度が設けられているケースもあります。


 東京みらい中学校の具体的な学費・支援制度の詳細については、最新の募集要項または学校への直接お問い合わせをご確認ください。制度の内容は年度によって変わる場合があるため、必ず最新情報をご確認いただくことをおすすめします。

まとめ——「今どこにいるか」ではなく「どこへ向かいたいか」を大切に

 不登校の中学生が直面する「進路の不安」は、情報が少ないからこそ大きく感じられることがあります。しかし、選択肢を一つひとつ知ることで、不安は少しずつ小さくなっていきます。

 大切なのは、今お子さんが「学校に行けていない」という現状ではなく、「これからどこへ向かいたいか」という方向性です。

 東京みらい中学校は、「不登校の子のための特別な場所」ではなく、自分らしく学び直し、次のステップへ進むための正規の中学校です。卒業資格を得ながら、一人ひとりのペースで力をつけ、高校進学やその先の社会へとつながっていく環境を整えています。

 まずは、オープンキャンパスや個別相談会への参加から、一歩を踏み出してみてください。

 この記事の情報は記事公開・更新時点のものです。制度・入試情報は変更されることがありますので、最新の公式情報をご確認ください。

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