学校からのお知らせ
【東京みらい中学校の学校行事】文部科学省の藤井健人氏をお招きして講演会を行いました。
スタートアップ講演会では、不登校を経験しながらも後に文部科学省の職員となった藤井健人氏を講師としてお招きし、ご自身の経験談をお話ししていただきました。
「これは決してサクセスストーリーではない」


藤井氏は両親が精神疾患を抱え、複雑な家庭環境に対する違和感から小学校・中学校の約5年間不登校となりました。高校は定時制高校に進学。その後、早稲田大学に進学。東京大学大学院に進み、修了後は定時制の教諭を4年間務め、2023年に文部科学省職員となりました。一見華々しい経歴に見えますが、自身が不登校であったことで得られなかったたくさんのチャンス、教育の格差、社会からもたれるイメージなどのリアルな問題を訴えました。また、不登校であることや、「自分が普通ではない」と周りと自分の違いに悩んだ過去には、生徒や保護者の皆様も真剣に耳を傾けていました。
不登校生徒への支援、教育の抱える問題について今一度考えさせられる、大変貴重な機会となりました。